新橋九段です。
以前のブログ記事『山田太郎のレク資料が不開示になりました』でもお知らせしていましたが、2021年に入り再び、厚生労働省に山田太郎参議院議員のレク資料を開示するように求めていました。
しかし、結果は不開示でした。しかも前回同様、本件存否情報すら明らかにしないという形式です。この決定は極めて不可解かつ不当なものであると考えています。
厚生労働省の言い分は、山田太郎がレクを行った際の資料の存在の有無を回答することは、『特定個人を識別できる情報に該当』するので存在を回答することすらできないというものです。そこで私は、こうした言い訳による不開示を回避するため、『特定個人を識別できる情報に該当』を除くように求めていました。別にこちらは、山田太郎の動向を監視したいだけであり、厚労省の官僚個人を云々したいわけではありません。
ですが、厚労省の回答は前回と全く同じものでした。全く同じというのはレトリックではなく、回答が文字通り一言一句同じだという意味です。これでは、厚労省は開示請求に対し機械的にテンプレートの文章を返しているのみで、まじめに検討していないと理解されてもやむを得ないでしょう。
そもそも厚労省とレクを行ったということは山田太郎自身が主張していることであり、いまさら開示請求でレク資料の有無を回答したところで『国会議員との忌たんのない意見交換等を困難と』するものではありません。また、ほかの省庁はレク資料の有無を開示していることから、この法解釈は厚労省独自の牽強付会に過ぎない可能性もあります。
ついでに言うと、このようなテンプレ対応による不開示にもかかわらず手数料の200円はきっちり徴収する態度もはなはだ不愉快です。
このような理由による不開示は到底認められるものではありませんので、不服審査請求を行う予定です。この点についてはまた詳細をお知らせします。
ついでに、山田太郎がレクを行った省庁はおそらく厚労省だけではありません。ゲーム依存症については文科省ともはずですが、文科省はWeb上での開示請求に対応していないようなので棚ざらしになっていますが、連合参加者の方で開示請求に明るい人がいればぜひやってみていただきたいと思います。
Comments