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執筆者の写真広く表現の自由を守るオタク連合

衆議院選挙体験記2021:その2

 新橋九段です。前回に引き続き体験記です。今回はとりのこさんから寄せられた体験を紹介します。


***

 とりのこと言います。衆院選選挙活動の体験記募集という事で、今回選挙ボランティアを初めて体験した話を書かせていただきます。


●選挙活動に参加しようと思ったきっかけ

 今年7月、私の住んでいる兵庫県で県知事選がありまして。維新の推す候補が当選すれば大変な事になるという危機感から、反維新の人達が熱心に声を上げました。私もいつもより積極的にツイートしたりRTしていました。切実さからかTwitterでの反維新の声は結構大きく、維新支持側の声は思った程盛り上がっていないように自分には見えました。

 で、実際の選挙結果は維新推薦候補の圧勝。自分のアカウントでの話になりますが、東京大阪のような大都市ならともかく地方の話ではまずTwitterで多少RTされたくらいじゃ同じ県の人に届かない。届いても政治に関心が強く元々反維新の人で、政治に興味が無い人や維新支持者までにはなかなか…実際の投票行動に働きかけられた気がしない…。県知事選でこれなのだから地方の小選挙区なんて自分のアカウントじゃどうしようもない、もうちょっと別の事はできないかと思ったのがリアルの選挙活動に参加しようと決めたきっかけでした。


●実際にやった選挙ボランティア

 それからしばらくして、共産党公式Twitterが衆院選に向けてのチラシのポスティングボランティアを大々的に募集を告知。早速最寄りの党事務所に電話すると、共産党後援会の人が家までチラシを持ってきてくれたので300枚程配りました。ポスティングならいつでも声かけてくだいと伝えたら、後日赤旗号外が出た際に依頼の連絡が来てそれも配布。

 そして衆院選の日程が決まった後、立憲ボランティアセンター(選挙ボランティア募集ページ)の存在を知りました。最寄りの事務所でポスティング募集していたので事務所の連絡フォームからメールで連絡。ポスティングと証紙貼りに参加しました。私の行った事務所では証紙貼りの人員確保が相当大変だったようで、新聞折込までに全部終わらせるのは無理と言っていました(結局間に合ったそうですが、人手には困ったようです)証紙貼り、シール貼るだけの一人作業で黙々とできるしどの事務所でも始まる日が同じで日程がわかりやすく初心者でも参加しやすかったです。


 次の選挙ではボランティアすると決めてからは、何か情報無いかと自分の支持政党(自県の支部?のも)の公式Twitterをずっとチェックしていました。あと候補者本人のTwitterでも募集あったりするのでそれも。ただ情報が出る保証も無いし効率悪い事やってるな…と自分でも思ってました。立憲ボランティアセンターのページは本当に便利、というかボランティア参加のハードルがどーんと下がりました。具体的な募集内容無しで「いつでもボランティア募集してますお近くの事務所まで連絡を」みたいなのは、ポスティングや証紙貼りみたいな単純作業しか自信ない人間には難易度高すぎて…「電話かけお願いします」とか言われたらできない!という不安。選挙時じゃなくてもあのページは稼働させてくれたらいいのにと切に思います。他の政党もやってほしかった。れいわはボランティアやりやすいみたいな

話聞きますがどうなんでしょう。詳しくはわかりませんけど、ネットでボランティア登録できるのは最初のハードル低そうでいいですよね。

 実際の選挙活動の現場を覗けたのは面白かったです。候補者にも会えましたし。でも選挙って圧倒的に「強い者が有利」なのも強烈に肌で感じて、こんなマイノリティの声が入る余地のないマッチョイズムゴリゴリで問題だらけの制度が市民にとっての唯一の政治参加手段みたいな意識が根強いの怖すぎるな~~~~!!!!!!とも思いました。金と時間と人員が潤沢でケア労働負担しない健常者男性用に作られた制度。

 一つ一つは小さな声でもとTwitterで声を上げてきましたが、やっぱり影響力を持たない個人が何か動かせる事って…難しいな…同じ思いで寄り集まって活動しているところに参加してみたいなという気持ちが強くなっています。スイミーの精神。選挙活動に参加したのもこれを投稿してみようと思ったのも、自分が参加できる何かをやってみたい、と

いうのがきっかけになっています。

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