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執筆者の写真広く表現の自由を守るオタク連合

衆議院選挙体験記2021:その1

 お久しぶりです。新橋九段です。

 Twitterではやるやると言いつつ放置していましたが、ようやく仕事も落ち着きましたし、そろそろやらないと一生やらないと思うのでやります。衆議院選挙体験記です。


 我々はネットで産まれネットで動く連合ですが、とはいえネット上での活動というのはえてして「口だけ」になりがちなきらいがあります。それに、政治がネットの外で動く以上、ある程度はその外へ出ていかなければなりません。ただ、オタクというのは出不精な傾向にあると思いますし、そうでなくても初めて選挙運動にかかわるとかやり方もわからないしハードル高いなと思います。


 そこで、この衆議院選挙体験記2021では、秋に行われた衆議院選挙であんなことをやった、こんなことをしたというのをざっくばらんに報告することでハードルを下げつつ、情報共有をして次の活動参加に繋げようと考えています。今回は私が、次回は連合参加者の方からいただいた体験記を紹介します。


***

 さて、私の体験記ということなのですが、ぶっちゃけるとさほど何かできたわけではありません。例年に比べても短いとされる選挙期間が仕事で忙しい時期とがっつり被り、仕事が終わったときには投票日前日だったからです。とはいえ、何もしないのもまずいなと思ったので、家を飛び出し自分の選挙区から出馬する立憲民主党の議員の事務所へと赴きました。


 ところが、ここで1つミスをします。私はネットで事務所を調べて出向いたのですが、その事務所はあくまで通常の場合の事務所であり、選挙事務所は別にありました。そんなの初めて知りました。通常事務所の秘書さんに丁寧に対応していただき、選挙事務所のほうへ向かうことに。


 で、選挙事務所に到着しました。そこで候補者の秘書さんと話すことができましたが、選挙運動としてはあまり実のあることはできませんでした。そりゃ投票日前日だからってのもありますが、聞いたことをまとめると


・地元で活動が長いと、選挙が始まったときにはいつもの支援者が手伝ってくれるので人では十分足りる。特にコロナ禍だと多く集まるのもまずいので余計に。

・もし手伝いたいなら、早めに連絡してくれれば対応できる。

 って感じでした。


 この辺の情報を整理すると、選挙運動にかかわりたいならその候補者の後援会に入るか、政党の党員になってしまうのが手っ取り早いのかなという印象です。


 そういうささやかな経験を通じて思うのは、そもそも日本の選挙制度は「地盤」に大きく依存しており、故に、私のような地盤の安定していない人間には縁遠いものになってなってしまっているのかな、ということです。私はまだ任期のないポストを得られていないので、キャリアの今後によっては大きく転居する可能性もある身です。そういう人間がいま住んでいる選挙区の政治家の後援会に入れるかと言うと、少なくとも心情的には難しいでしょう。若者の投票率が低いなどと言うのは、一因としてそういう事情もあるのではないかという気もします。就活で出ていく可能性のある街で行われる選挙に身が入らないのは当然です。


 などと言いながら、来年の夏には参議院議員選挙も迫っています。自民党から赤松健が出馬すると言いますし、これ以上自民が大手を振るうのは阻止しなければいけません。さて、何ができるか……。

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