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執筆者の写真広く表現の自由を守るオタク連合

維新の会がトリエンナーレ弾圧で果たした役割

 新橋九段です。

 昨今、維新の会の知事や市長がマスコミによって持ち上げられています。次期首相などという噴飯物の報道もあるくらいです。それくらいならいいのですが、堀江貴文が維新から都知事選に出馬するのではないかという話もあり、この動きは無視できません。


 すでにやんわりとお気づきのように、維新の会は自民党と極めて政治思想の強い団体であり、それは必然的に表現の自由を尊重しない人々であることを意味します。

 その証拠に、今回は維新の会関係者が昨年のあいちトリエンナーレ弾圧に果たした役割を、大雑把ながらまとめておこうと思います。


 そろそろ、都知事選に向けて、都条例のあれこれを調べておかねばなりませんね。


吉村洋文・大阪府知事

 (愛知県知事に対し)「辞職相当だと思う」「愛知県議会がこのまま知事として認めるのかなと思う。知事として不適格じゃないか」

 (『平和の像』に対し)「反日プロパガンダ」「愛知県がこの表現行為をしているととられても仕方ない」


 なお吉村府知事はかつて、武富士の代理人となりジャーナリストの寺澤有氏に対して2億円の損害賠償を求めるSLAPP訴訟を担当したことで著名。これも表現への弾圧といえましょう。


松井一郎・大阪市長

 (展示について)「にわかに信じがたい!河村市長に確かめてみよう。」「税金投入してやるべき展示会ではなかった。表現の自由とはいえ、たんなる誹謗中傷的な作品展示はふさわしくない。慰安婦はデマ」


杉本和巳・衆院議員(比例東海)

 『「公的な施設が公的支援に支えられて行う催事として極めて不適切」として、展示の中止を求める要望書を出していた』


足立康史・衆議院議員(比例近畿)

 『展覧会の中止でなく展示物を撤去すべきだった』『美術でも、芸術でも、アートでもない、単なる政治運動の大道具・小道具を陳列する政治プロパガンダ、政治運動そのものが、芸術祭の冠の下に、公金支出の可否を厳正にチェックすべき審査をくぐり抜けてしまったという問題ではないか』


 なお、維新の弾圧と歴史修正については、日本共産党大阪府委員会の宅田葉月氏が『「表現の不自由展」にあらわれた憲法違反・人権無視の維新の姿』という寄稿の中で、『安倍政権の歴史逆流に棹さす維新』と見出しを用いて批判していますので、これも共有しておきます。

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